鎌倉も春の陽気が暖かくなり、桜の開花と同時に若宮大路の段葛もリニューアルされ、その綺麗な桜並木に酔いしれる人々で賑わっている今日この頃です。若い桜の木が綺麗に並べられていて、掲げられている日の丸もまた鎌倉らしさを出しています。そんな春の陽気の中、家族3人で天ぷらの名店「ひろみ」に行っていきました。
天ぷら「ひろみ」は鎌倉駅東口を降りて、小町通りに入り、50メートルほど歩いた左手にあります。ビルの2階にあるので階段を登っていきます。ここは1958年(昭和33年)創業の老舗であり、天ぷら専門・天ぷら一筋のお店です。
さらには長く地元鎌倉の人々に愛されてきたお店であり、映画監督であった小津安二郎や文人の小林秀雄なども足繁く通うお店だったようですね。彼らの名前の付いた「小津丼」や「小林丼」がメニューになっているのもまた粋に感じます。
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食材に関して、魚は東京湾・相模湾を中心に、そして野菜は鎌倉・三浦野菜など旬の食材を厳選しています。
代表的なランチメニューとしては、
○おてがる定食《白飯・赤だし・漬物付き》 1950円
⇒穴子or白身魚・海老・野菜
○おてがる丼《赤だし・漬物付き》 1950円
⇒穴子or白身魚・海老・野菜
○お値打ち定食 2800円
⇒車海老・白身魚・野菜+かき揚げ
※かき揚げを【天丼・天茶・白飯】にすることもできます。
などがあります。
店内は落ち着いた日本家屋のイメージで、私たちは運良く半個室のテーブル席に案内されました。衣をたっぷりと絡めていない天ぷらなので素材の味が活きており、ごま油の風味も絶妙でした。丼にかかるタレもとても美味しく、浅草で食べた天丼を思い出しました。天ぷらだけにいいお値段がするので、なかなか行くことはできませんが、また行ってみたいと思うお店です。
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