ジェラテリアイル・ブリガンテ

去年の夏の話になりますが、鎌倉で行列のできるジェラート屋さんに行ったことがあります。「ジェラテリアイル・ブリガンテ」というジェラート屋さんで小町通りを歩いていき、漬物で有名な「味くら」の所を右に曲がるとあるお店です。店内で食べるものではなく、テイクアウト方式になっています。

さてここのジェラート、なんでそんなに有名かというと、本場イタリアのシェフが、イタリア本土でもなかなかお目にかかれなくなった昔ながらの製法のジェラートを提供しており、2010年から5年連続も食べログ「ベストスイーツ」に選ばれているからです。本日(2016年2月時点)でも食べログの評価は「3.74」と高い評価になっています。

その日は暑い暑い夏の日で、7人くらい並んでいたと記憶していますが、自分が注文した後も、硬い無添加の素材しっかりと丹念にこねてるので、柔らかくするまで時間がかかります。注文して店員がカップにアイスを載せて「はいどうぞ」ではないのです。

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無添加である原材料は、ひとつひとつ徹底的にこだわり、イタリア人が長い歴史をかけて激選してきたものです。紹介すると、コーヒー豆は「Lavazzaのコーヒー豆」、チョコレートは「ヴァローナのチョコレート」、ピスタチオは「ブロンテ産のピスタチオ」、バニラは「タヒチ産のヴァニラビーンズ」などです。これらは公式ホームページにも書かれています。

そしてジェラートの滑らかさを保つためには日本人にはあまり馴染みがないですが「いなご豆(カロブ豆)の種粉」のみを使用しているようです。この豆を使ってジェラートを作る職人は、現在イタリアでも数少なくなってきているとか。地中海沿岸(主にシチリア島)で育つマメ科の植物のようです。

毎日種類の違う素材が10種類程度用意されています。基本はその中から2種類選ぶのですが、お値段は1600円でした。高額すぎて衝撃です。でも食べてみても衝撃でした。行列ができる訳が分かります。今まで食べたジェラートとは全く違います。そして無添加素材だけだからなのか、食べたあともスッキリして喉が乾きません。素材ひとつひとつ妥協せずに、追求していった結果生まれた、究極の「シンプル」を味わうことができます。

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