鶴岡八幡宮

昨日妻と子供と3人で鶴岡八幡宮(別名:鎌倉八幡宮)へ初詣に行ってきました。正月もだいぶ落ち着いた時だったので、足を止めてしまうほどの参拝客はいませんでしたが、それでも外国人を含めた多くの人が参拝していました。鶴岡八幡宮は緑に囲まれていて、とても空気が奇麗です。東京都心の神社では味わえないような清い空気に心洗われます。

鶴岡八幡宮は元々この場所にありませんでした。鎌倉の材木座1丁目付近にあったんですね。その時の名は由比郷の元八幡(由比若宮)と呼ばれていて、1190年に源頼朝が鎌倉入りをした翌日、現在の位置に移動させました。その時から鎌倉の町づくりは始まっていたのでしょう。ここ鶴岡八幡宮を基点に、南北を走る若宮大路や武家屋敷、政治を行う官庁施設などを建設していきました。

さて鶴岡八幡宮に足を踏み入れるとき、最初に通るのが三の鳥居です。そして橋を渡ると左右に池があります。この池は「源平池」と呼ばれて、社殿に向かって右側の池が源氏池、左側が平氏池になっています。この池の発案は頼朝の妻である北条政子で、源氏の繁栄と平氏の滅亡を祈願して作られました。ですので、源氏池には三(産)つの島、平家には四(死)の島を配置しています。

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そしてしばらく参道を歩くと左手に手水舍(てみずや/ちょうずや)があり、さらに奥に進むと舞殿(別名:下拝殿)があります。鎌倉入りをした頼朝が、由比郷の元八幡から移した若宮はこの舞殿あたりに建てられました。その時にできた社を鶴岡若宮と呼びます。

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61の大石段を登ると本宮に辿り着きます。大石段の途中左手には、2010年に強風のため倒れてしまった大銀杏の跡があり、今では再生のため若芽(ひこばえ)が成長を続けています。私達は妻の厄払いを行い、本宮で家族の健康を祈願し、参拝させていただきました。ちなみに本宮(上宮)は頼朝が創建して、1828年に徳川家斉が再建造営したものになります。

鶴岡八幡宮は日本三大八幡宮の1つとして数えられることがあります。一般的に三大八幡とは「大分の宇佐神宮」「京都の石清水八幡宮」「福岡の筥崎宮」「鎌倉の鶴岡八幡宮」のいずれかを組み合わせた3社になるようです。

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