鎌倉ハム富岡商会

鎌倉ハムのイメージといえば品格が高く、高級なものと頭の中に植え付けられています。タイトルにある「鎌倉ハム富岡商会」は小町通りに本店を構える由緒正しい老舗です。創業は1900年(明治33年)というのですから、もう1世紀以上の歴史を保有しています。まさに戦火の日本とともに前進してきた鎌倉が誇る名店です。

歴史をもう少し深堀してみると、ペリー来航から間もない1863年に英国人であるウイリアム・カーチスという人物が横浜で西洋野菜を栽培・販売して成功した後、鎌倉で牧場をつくり、家畜を育て、ハムやベーコンなどの製造をスタートしたようです。

その後、その洗練された製造手法は日本人に受け継がれ、鎌倉、箱根、横浜の一流ホテルに卸されました。たちまち宿泊客の評判となって、発祥の地名から『鎌倉ハム』として広まっていったそうですね。そして「鎌倉ハム」を製造していた富岡周蔵という人物が「鎌倉ハム富岡商会」を立ち上げたのが1900年(明治33年)でした。

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国内からの評価はもちろんのこと、東京オリンピックなどで海外へのアピールにも成功しました。そんな鎌倉ハムの名店を訪れたのが先週のことですが、店内に入ると歴史を感じさせる白黒の写真がいくつか飾られていました。私は人気ナンバー1と謳ってある「鎌倉煮(豚の角煮)(550円)」「肩ロース生ハム(350円)」「おつまみベーコン(300円)」「ビーフジャーキー(300円)」を購入しました。

「肩ロース生ハム」はスーパーなどで売っている生ハムと全然違った味わい深い生ハムです。「おつまみベーコン」は旨味の詰まった脂が甘くて歯ごたえもありました。「ビーフジャーキー」は厚さが厚すぎないので、固いのが苦手な方でも美味しく食べれると思います。

「鎌倉煮(豚の角煮)」は出汁で煮た大根と一緒にいただきました。角煮の味付けが濃く、しっかりとしているのでご飯がすすみます。箸でも切れるようなホロホロとした柔らさです。これは美味しいなあと思いました。「ロースハム」などはちょっと値段がお高いので、次回タイミングをみて買いに行きたいと思います。

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