日蓮聖人の雨乞い池

早朝のランニングはたまにコースを変えることがあります。かなり前の夏の日になりますが、七里ケ浜から鎌倉高校方面へいつもの134号沿いを走るのではなく、裏の山から行けるかどうか?、初めての道を模索しながらジョギングしてみました。七里ケ浜駅からスーパー西友方面へ上がる坂の左脇道を選び、進んでいきました。

左脇道を進んでしばらくすると、鎌倉高校方面へ行くためにかなり急な坂を上がることになります。テンポの遅いジョギングですらキツい急坂です。その手前に大きめの池があるのが見えました。その時はついジョギングをやめて、「何だろう、この池は・・?」と思った程度でしたが、その後、その池が日蓮聖人の雨乞い池であることが分かりました。

この日蓮聖人の雨乞い池は、「田辺ヶ池」とも呼ばれています。1271年、干ばつを憂いた時の執権「北条時宗」は、極楽寺の忍性に雨乞い祈祷を命じました。がしかし、忍性が祈祷を行っても雨が降りません。替わって祈祷をしたのが日蓮聖人なんですね。日蓮が法華経を唱え出すと、たちまち大雨が降り出した、という伝承が残っています

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この雨乞い池がある奥に霊光寺という寺があります。日蓮雨乞いの霊跡を管轄するのが目的で、戦後1957年(昭和31年)に建てられたそうです。このように日蓮と忍性のライバル関係や逸話は、今もなお語り継がれているんですね。非常に興味深いところであります。歴史好きな観光客であれば一度は足を運んでみたい場所でしょう。観光ガイドブックでもなかなか紹介されていない穴場スポットでもあります。

ちなみにこの雨乞い池がある七里ケ浜一丁目や七里ケ浜二丁目、行合川より西側のエリア、特に江ノ電の待避線付近を「金洗沢(かねあらいざわ)」と呼ぶんだそうです。待避線ということは峰ヶ原の信号のあたりを指すのでしょうか?

「金洗沢(かねあらいざわ)」という地名については、七里ケ浜の砂浜が多くの砂鉄を含んでいるおり、このエリアで刃物を研いでいたことから、この地名が付けられました。昔、七里ケ浜は行合川を中心に三角州になっていたので、今よりも多くの砂浜があったと推測できます。

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