鎌倉文学館

鎌倉は文学の街でもあります。歴史に名を残した多くの文豪たちが鎌倉を愛して、鎌倉へ移住したり、訪れては詩や言葉を残したりしています。夏目漱石、高見順、太宰治、大佛次郎、岡本かの子、高浜虚子、三島由紀夫、川端康成、与謝野晶子、小林秀雄、芥川龍之介など数えれば100を超える文人達のゆかりの地になっています。

そうした文人達が鎌倉を居住の地としたきっかけは、1889年(明治22年)に横須賀線が鎌倉駅まで開通(終点は横須賀駅)して、東京方面から比較的簡単に鎌倉へ来られるようになったことが大きいようです。当時は外国人が鎌倉に別荘を持っていたそうですが、交通の利便性が良くなると文豪たちが住むようになったり、観光スポット・避暑地として脚光を浴びるようになりました。

鎌倉文学館は元々、加賀藩主であった前田利家の系譜、旧前田侯爵家の別邸として建てられました。それが1890年(明治23年)頃とされているので、まさに横須賀線が開通した翌年にあたります。最初は和風建築でしたが、1910年(明治43年)に焼失されてしまいました。その後に洋館に生まれ変わり、今の姿になったのは1936年(昭和11年)の全面改装によってだそうです。

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鎌倉市に寄与されたのは1983年(昭和58年)です。そして「鎌倉文学館」としてオープンしました。場所的には最高といえる位置にあるといえるのではないでしょうか。由比ケ浜から歩いて数分、津波の影響は受けない小高い山のちょうど中腹部分にあり、相模湾がきれいに一望できる絶景スポットでもあります。

正面玄関からただならぬ雰囲気があり、車一台通れる程度の石畳の坂道をあがっていきます。木々に覆い囲まれた涼しい道をあがり、小さなトンネルを抜けると洋館が現れます。洋館とはいえ綺麗な青色の屋根と繊細な木造建築は、和の匂いも充分に感じることができます。

洋館の正面にある大きな庭園は、毎年多くのバラが美しく咲くことで「鎌倉文学館バラまつり」が行われています。春のバラは、5月中旬〜6月下旬、秋のバラは、10月中旬〜11月下旬がおすすめです。ちょうど気候的にも快適な時期なので文学とバラを両方楽しめると思います。

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