小動神社(こゆるぎじんじゃ)

朝は国道134号線沿いを七里ケ浜から江ノ島の片瀬海岸まで走り、Uターンして鎌倉高校前駅まで戻ってきます。距離にすると4キロ程度でしょうか。秋になると空気が澄んでくるので、晴れている日は見事な富士山を見ることができます。江戸時代に描かれた葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵でも有名ですね。ちなみに葛飾北斎は「冨嶽三十六景(相州七里浜)」、歌川広重は「冨士三十六景(相模七里ケ濱)」という作品名で登場します。

この七里ケ浜と腰越浜を分けるように突き出ている岬があります。その名も「小動岬(こゆるぎみさき)」です。最初は漢字が読めませんでした。「こどうみさき?」「しょうどうみさき?」と思っていたら、「こゆるぎ」と読むんですね。そしてここ小動岬にある神社を「小動神社(こゆるぎじんじゃ)」といいます。

由来を調べてみると、岬に突き出た松の枝が波風によって常に動く「こゆるぎの松」にちなんで名付けられたそうです。または鎌倉御家人であった佐々木盛綱が、無風なのに枝葉が動いて琴のような妙音を発しているとして、それを「小動松」と名付けたことに由来します。

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朝のランニング中に参拝しようと思って小動神社に入りました。参道は緩やかな坂になっていて、小高い丘の上に本殿があります。電車だと江ノ電の腰越駅から歩いて5分もかからないでしょう。腰越の鎮守であります。鎌倉攻めで有名な新田義貞も戦勝祈願で訪れたようです。

お参りした後に境内を歩いていると、やや小さめの展望台がありました。そこからは江ノ島と腰越海岸が一望できました。とてもいい眺めで心が洗われる気分になります。富士山も見えるともっと素敵だろうな、と思ってしまいましたが景勝スポットであることは確かです。

ここ腰越付近は、他にも「浄泉寺」や義経の腰越状で有名な「満福寺」などの寺院が点在していて歴史的建築物が多いエリアです。(鎌倉はどこもそうですが・・)とくにこのエリアは鎌倉入りする直前の場所なので、様々なドラマがあったことが想像できますね。


(2015年11月18日追記)
小動神社がある小動岬は、太宰治が心中を図った場所であるようです。昭和5年の出来事で太宰治と田辺あつみという女性が日比谷の帝国ホテルで一泊した後に、横須賀線と江ノ電を使って腰越まで来たと記録されています。二人は心中を図って翌日鎌倉高校前にある恵風園診療所(現在は恵風園胃腸病院)に運び込まれました。女性は亡くなりましたが、太宰治は一命を取りとめました。

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