鎌倉の腰越というエリアは江ノ島からほど近くで、歴史的寺院も多く点在しており、下町情緒も味わえるエリアです。祭りも盛んに行われています。そして江ノ電沿いの通りは地魚料理を提供しているお店や旅館もあり、是非一度は歩いてみたいエリアでもあります。
そんな腰越の電車通りですが、一際目立つお店があります。なんと江ノ電開始と同じ時期に創業しており、110年余りの歴史がある「かきや本館」です。あらかじめ観光ガイドをみて行きたいと思っていたので、今日は腰越まで出て「かきや本館」でランチすることにしました。
お店に入ると有名人のサインがズラリと並んでいたので、やはりテレビ取材が多い店なんだなと感じました。昔から地元しらす料理が有名で、その日の朝獲れたしらすを味わうことができます。「生しらす」や「釜揚げしらす」、「しらすのかき揚げ」「しらすの酢の物」全てが入っているしらす三昧セット「こゆるぎ(1400円)」を妻が注文し、私は「あじフライ定食(1050円)」を注文しました。
平日だったので並びはしなかったですが、地元の常連客で席は埋め尽くされていました。老舗らしい情溢れる雰囲気です。しばらく経つと最初に「あじフライ定食」がやってきました。なんとあじフライが4枚も入っています。外はサクサクで中はふわふわ。素材はとっても新鮮で美味しかったです。
しらす三昧定食「こゆるぎ」もやってきました。「朝どり生しらす」を初めて食べました。新鮮なものは甘く、ほのかに苦みも感じられてなんだか大人な味がしました。2つの定食ともにとってもボリュームがあり、こんな新鮮な魚定食は、東京だとこの値段では食べられません。近くまた来るでしょう。
ここ「かきや本館」は旅館もやっており、斜め向かいに「かきや新館」、裏に「かきや別館」があります。素泊まりもできるようですが、このような魚料理がついて一泊二食付きで8640円なので、観光客にはオススメです。江ノ島には歩いていける距離ですし、長谷や鎌倉に出るにも江ノ電ですぐです。
目の前には江ノ電も通り、鎌倉らしい風情も感じられるのでぜひチェックしてみてください。
かきや本館の公式サイトへ。